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GWに考えた「なくなる」

かなり昔、このブログに、「我が母校が共学化する」という記事を書きました。その時期の前後から、他の別学校のOB・OGと共に「共学化反対」の動きがあり、私も一時その活動に加わったことがありました。その中で、とある後輩は、「母校は共学化したら、別の学校です。その時点で、私の母校は亡くなります。」的な発言をしていました。
 
さて、共学化して、母校はどうなったのでしょう?
 
ということで、先日、その母校のクラブの定期演奏会が行われました。
この演奏会では、「共学化になった節目に当たって」ということで、OBステージも企画され、私も含め50名以上のOBがステージに上がりました。この企画は数年前から話しが上がっていたのですが、まさか実現化するとは、と個人的には非常に驚いた企画でした。本番まで奔走した後輩たち、快くステージに乗ってくださった先輩たち、約300km先からはせ参じて指揮を振ってくれた同級生、自分たちの練習もあるであろうに、練習場や楽器を貸してくれた現役生たち、そして練習会や会議に時間を割いてくださった顧問の先生、みなさんに深く感謝する次第です。Img_98251
 
当日は、多くのお客さんの前で演奏することができました。
 
その中、ホルストの「吹奏楽のための第1組曲」は、自分は2楽章がTacet。他のOBの演奏を聴きながら、前日の練習の時に半分が瓦礫と化していた旧校舎の光景や、過去の定演、現役の時の自分の姿が走馬灯のように頭を駆け巡り、“うるうる”ときてしまいました。Img_98211

 
「・・・やはり、母校は亡くなったのかなぁ・・・。」
 
 
話しは飛びますが、演奏会が終わって家に戻った翌日、ワイドショーを飛び交っていたのは、「忌野清志郎亡くなる」のニュースでした。
で、その映像に飛び込んできたのは、なんと母校の大先輩でした!(この先輩は、吹奏楽部出身でもあります。)清志郎の棺を抱えている1人が先輩でした。
その映像と、母校の変わった姿がオーバーラップしてしまいました。
 
「・・・母校は亡くなったのか・・・。」
 
 
経験者の女子部員も多く、1部・3部では多くの1年生もステージに上がりました。
 
そして、アンコール。演奏した2曲では1年生は降り番。2・3年とOB、総勢70名以上(母校の定演ではありえない規模でした!)で演奏しました。
で、リハで急遽、「2曲目(星条旗よ永遠なれ)で、1年生は花道で踊る」ことが決定してしまいました。(笑)その映像がこちら。Img_98341Img_98291
1年生もさすがです。
 
で、母校は亡くなったのか。演奏会の最後に、この命題の1つの答えが出たようでした。
 
以前ブログに、こんなことを書きました。
時代に合わせ、学校を変えていくのは大切な事だと思います。しかし、その根底にある「母校らしさ」は失わずに残して欲しい、そう痛切に願います。
 
・・・花道で、L字型に手を組んで拍手をしていた女子の後輩の姿を・・・。(爆)
 
 
さすが、○高生です。
 
Img_98481すべてが終了し、最後のミーティングの後、お決まりの「凱歌」のストームが組まれました。
 
・・・さすがに、激しいストームに1年生はたじたじだったようで・・・。
 
ということで、母校の新しい歴史が始まったようです。
 
 
 
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